KOMWORK
第二章 故郷のない英雄
=====サンクの書=====
おれが小さかったころの記憶。
その場所は渦を巻いていて、波打つような音がずっと響いていて
うるさいはずなのに、おれはそのノイズがとても気持ちよかったんだ。
うとうとしていた。しかし、急に不安になった。だから目を開いたんだ。
そぉ~っとそぉ~っと。
そしたら、そこには何もなかった..................。
ピューレ
ここは瓦礫の王国
大切なモノを壊される辛さから
自らすべてを破壊した国王のいる国
裏切りと嘘の悲しみから
誰も愛さず国民を見捨てた国王のいる国
誰にも平等な青い空と穏やかな真の闇が繰り返される国
奪われる怒りも見下す目も押し付けの愛情もない
心安らかな国
再生をも拒む 瓦礫の王国
そこは 幸せの王国
NINJIN
国王はすべてを破壊した。
月日が過ぎ、満足感の中に別の感情が生まれ始めていた。
しかし、国王は気づいていない。生まれてはじめての寂寥感(せきりょうかん)というものを・・・。
国王の前に一人の少女が現れた。透き通るような肌、きりっとした瞳。
「一人で寂しくないの?ねえ、遊ぼうよ。」
「遊ぶ!?」
「楽しいところ、火の国アザラザへ連れて行って」
「俺様はこの国の王だぞ!!そこの国の王が来てくれってお願いするんなら訪問してもいいがな」
「訪問じゃないわ、壊しに行くのよ。あなた上手でしょ!?」
「壊しに・・・。」
国王は思った。この少女からは冷たい・・氷のような臭いを感じる。
kom
「もう物語は始まってるの。これからよんvうふふふv」
「......生憎だが。オレ様はここが好きなんだ。オレ様の生まれたとこ。オレ様が踏み固め。オレ様が壊したこの幸せの王国がな!」
「でも、それいっぱい欲しいと思わない?」
「...欲しいかもしれん。」
「壊しに行くのよvきっとあなたも満足するわ」
kom
『かぁ~~、敵勢力ができてきそうだよ。』
「おやじか!あんたは」
『その突っ込み辛いよ。素子さん(T▽T)』
「今、恭介は何をやってんのよ?」
『えっ、火山の国の酒場で遊んでるよ。旅の話で盛り上がって
片目を覆った男とか、物静かな風使いさん、影使い、金髪君
年が近いから話も弾むし楽しいんじゃないかなぁ?』
「アザラザの依頼はどうなるのよ?」
『っそういうことはゆっくり進んでいくだろう。大丈夫だよ。恭介は。』
「...ホントに?そうかしら?」
kom
恭介は火山にほど遠い村人から国『アザラザ』の不穏な話を聞かされていた。
『平和な街じゃん。どこがおかしいのさ?取り越し苦労の多い人だな。アザラザは。』
どぉぉぉぉぉぉーん。
『何!?何がおこった!?』
「影使いと義眼の火炎使いが争ってるらしい」
『えぇ~~~!?あっぶねぇ!おっかねぇ~!!!!!!』
そういうつつも、争いの中心が気になる恭介。
オーラをまとい、激しく競り合う『影と炎』両者の戦いを見つめる。
『おぉぉぉ盛大な戦い!!かなりやるじゃんふたりとも!』
『あっ、終わった。.........なんだったんだ!?』
『とめに入ったのは風使いか。そいつもやるな。』
『まっ酒場にでもいって......。うははは。』









