KOMWORK
第五章 鈍輔どんぐりに会う
=====サンクの書=====
知るものがすべてだった。
ヒロツキ
どんぐりころころ。
ふってきたカッパを愛おしげに。
「ああ~~可愛い可愛いくぁわいい・・・」
感動し続ける鈍輔。
「・・・いつまでしてるのかしら」
観察を続ける素子。
「キケケケ~」
わけの分からん奇声をあげたどんぐり。突然手から取り出したものは・・!
「鍵?」
「きっきき~~」
「・・・・・このどんぐりって河童・・・この鍵鈍輔に渡しにきたみたいよ」
「え!?素子言葉分かるのか!?」
「・・・・・・・・・・・・・まあね」
素子は博学だった。
NINJIN
どんぐりの差し出した鍵を見て鈍輔は思いだした。
「ああ、そういえば今日変わった夢を見たんだよ。」
素子は話の続きに耳を傾ける。
「えーと。忘れた。」
「・・・(汗)。」
河童のどんぐりはちょこちょこ歩き始めた。
「ねえ、どんぐりちゃんがツイテキテっていってるわよ。」
鈍輔と素子はどんぐりについていった。二人は知らない。その先でがけ崩れに襲われることになろうとは・・。鈍輔はどんぐりから手渡された鍵がいたく気に入ったようで、まわしてみたり、太陽にすかしてみたり・・ドテ!!ほらほら鍵ばかり見てるから転んじゃったでしょ。鈍輔さん!!
***鈍輔の忘れてしまった今朝の夢***
目の前に現れたのは空のように青い髪の少女。
「我が名はアザラザ。鈍輔さん。あなたは我が魂を救えるもの。あなたの命をください。この国のために・・。今日、あなたを導く賢者にであうでしょう。この国の鍵はあなたです。」
kom
ぐきゅるるる~
「まっカッパ語もぼくにはさっぱりだし。飯にしようぜ。」
鈍輔は素子さんどんぐりをつれてトュッタの繁華街(レストランに引きづられたようだ。
食堂にて
素子
「わたしステーキ定食っ、あと単品で納豆ね(うふっ)」
鈍輔
「ぼく豚の角煮ラーメンと角煮ラーメンと角煮ラーメンと・・・どぉーんともってこいっ」
どんぐり
「きゅきゅきゅっきゅ」
素子
「きゅうりとマヨネーズだって言ってるよ」
鈍輔
「カッパってホントーにきゅうり好きなんだね」
荷個茶ン大王
その裏側で繰り広げられる悲劇。(国とり編)
グナー「・・・レイ様、御云い吐けどうりアザラザに
災いをもたらす物達(魔物)をけし掛けました。
これで国だけでなく、恐怖によって凍えた人心も
貴女モノです・・・」
レイ「・・・・・・そうか。」
荷個茶ン大王
『グナーとレイ』(国とり編。隠されたキャラの過去。)
寒風が吹き荒れ、どこまでも凍土の続く「氷の国」。
寒さで凍え生きる者がいなくなったこの国に、少女と美しい女性・・・ただ、この国では余りに不自然な、目を凝らせば透けてしまいそうな服一枚と足枷をしている・・・が立っている。
「オマエの中に微量の魔力を感じる。助かったのはそのおかげだ・・・」
「・・・」
少女は何も言わず耳を傾ける。
「この国と民を凍らせたのは、私だ。憎いか?殺したいか?」
「なんで・・・」
白い息を吐きながら聞き返す
「声が聞こえたんだ」
女は語り始める
「私はレイクウォーラ、強大な氷の魔力を持ったために肉体は氷、年をとる事を忘れ、人々に恐れられ牢獄に幽閉された。淋しさのせいか耳鳴りとも思える声が聞こえ、それはしだいにはっきりと耳で捕らえられるようになった。"世界を凍らせろ。すべての時を止めたときオマエの魔力は消え去る"っと、私は嬉しかった。そんな簡単なことで私も、人なみに生き死んでいけるんだと・・・そして、手始めに私を幽閉したこの国と民を凍らせた。」
女性・・・レイはうつむき影を落とす
「・・・フッハハ・・・ハッ、もし世界をそんな風にすれば結局私は一人孤独であることにかわりないのにな」
沈黙が空気を重くする。少女はレイの裾をひっぱり口を開く
「かわいそぉ、あたしが一緒に遊んであげる」
無邪気な言葉が紡がれる
「あたしグナー"神様の使い"って意味なんだよ。」
笑顔をみせるグナーに対して、うれしさや困惑の入り混じった顔をするレイ・・・
「わたしと・・・いっしょに・・・」
・・・・・・グナーが顔を覗き込む「泣いてるの?」
荷個茶ン大王
ダッド「ここがレイの言っていた安息の地・・・
アザラザを守護する火炎竜が封印される聖域。」
バチッ!
ダッド「結界か。
この破壊王に壊せないものはないっ
ゥゥゥゥアアアアアァァ・・・・・・・っ!!
待っていろ、グナーが用意した魔物を供儀として
すべてを紅蓮にする破壊竜として甦らしてやるっ!」
NINJIN
ドラゴンメタンであっさりノックダウン。倒れた恭助に近寄る影・・青白い影、女は恭助に近づいた。
「なんだ。これがアザラザ期待の英雄の姿・・」
女は恭助に唇を近づけた。その刹那!恭助は飛び上がり斧を振り払う。女の首が飛び天井にぶつかりパリーンっと砕け散った。
「ちっ!」
恭助は舌打ちをした。見ると氷柱の中に閉じ込められたマスターの上に女の姿があった。
「さすがね。英雄さん。私はグナー。女王レイクオーラ様の意思を伝えに来たの。」
「なるほど、あんたの息に当たると凍りになっちゃうわけか。しかし氷の民がアザラザに良く入ってこれたものだな。」
恭助は辺りを見回す。
「火炎竜の気配がない・・アザラザから誰かが火炎竜を追い払ったのか。それで・・」
「そうよ。もうアザラザは終わり。まあ、私が手をくださなくてもダットが廃墟にしてくれるわ。」
「ダット・・・。」
恭助はまた深い眠りに陥った。









