KOMWORK
第八章 磯野小太郎の熱いファイト
=====サンクの書=====
己の強さと弱さを自覚せよ。
NINJIN
その頃町の関係者が一斉にポスターを貼り始めていたそう2年に1度開催されるあの「闘技大会」そのポスターが!!アザラザの人たちは戦が近くても決してこの国を離れない熱い国の国民は何よりこの大会が好きなのだ。
NINJIN
酒場の扉をくぐるまぶしい日差しとドラゴンメタンでやけついた臓腑がキリキリと痛むそんな恭助に奇妙ないでたちの男が声をかける剣・・いや刀を構えた男の目はギラギラと殺気に満ちている
「誰だお前!」「
お主が知らなくてもワシはよく存じておる拙者、磯野小太郎と申す。戦の話を聞き、馳せ参じたが英雄がおるからわしは要らぬというその実力見せてもらおうか!」
(あのガルのおやじといい、どうしても俺を巻き込みたいわけか口車に乗って闘技大会なんてでるんじゃなかったぜ 賞金は借金で持ってかれちまうしよお)
「神妙に勝負せい!!」
男は刀を振りかざす・・と同時に袖口から手裏剣が・・
「あ、」
恭助はひょういっとかがむ手裏剣も刀も中を切る!
(なーんだお金かと思ったら、洗濯屋のポイントシールか)
パリーン!手裏剣は向かいの肉屋のガラスを粉々に・・
「誰よ!」
肉屋から団体様ようのステーキ肉がとれそうなおばちゃんがでてきた恭助は肉屋のおばちゃんと磯野小太郎のあついファイトを見ずにその場を立ち去った。
まげを
小太郎「待て、逃げるとは卑怯なり!」
肉屋のおばちゃん
「ちょっとお、アンタかい、ガラス割ったのは!」
(小太郎の前に憤怒の形相で立ちふさがるおばちゃん)小「ええい、どけ、女!邪魔をするな。彼奴に逃げられるではないか」
肉屋のおばちゃん
「逃げられて困るのはこっちだよ!だいたい店のガラス割っといて何だいその態度は!いい年して分別ってもんがないね」
小太郎
「う・・・いや、そ、それは謝る、後程きちんと弁償いたすゆえ・・・」
肉屋のおばちゃん
「そうやって逃げようってんだね。わかってんのよ、流れ者の魂胆は」
小太郎
「ぶ、無礼な!拙者が嘘をつくと申すか!許さんぞ」
肉屋のおばちゃん
「それはこっちのセリフよ!やろうってのかい!?」
小太郎
「後で払うといっておる!だが今は持ち合わせがないし、それどころでは・・・」
肉屋のおばちゃん
「やっぱり逃げる気だね、そうはさせないよ!」
かきぃん!(おばちゃんの肉切り包丁が閃く。すかさず愛刀で受ける小太郎)
小太郎
「くっ・・・肉屋、なかなかやるな」
肉屋のおばちゃん
「女だからってバカにすんじゃないよ。何十年包丁握ってると思ってんのさ」
(両者一歩も譲らぬ鍔ぜり合い。つーかウエイト差で小太郎押され気味w)
小太郎
「うぬぬ、ただの肉屋にもこれほどの剛の者がいるとは、アザラザ恐るべし」
恭介
《てか、アンタが弱いだけじゃねえのひょっとして・・・》
(遠ざかりながら呟く恭介)
小太郎
「さては此度の戦、お主も功をたてようと狙っておろう?なればお主の実力も見ておかねばならん。いざ、勝負!」
肉屋のおばちゃん
「はぁ?ナニわかんないこといってるんだいこのチョンマゲ野郎」
小太郎
「おのれ、どこまでも人を愚弄しおって・・・っ」
恭介《・・・・ぷ》
小太郎
「こら、そこの英雄、何を笑っておるか!この勝負が済めば次は貴様だ!」
恭
「オイオイ、こっちにふるなっての。おばちゃーん、俺、こいつと関係ないからね。煮るなり焼くなり好きにしちゃっていーよ♪ 小太郎ちゃん、アデュ~~」
小太郎
「あ、こら、逃げるなというに!」
肉屋のおばちゃん
「ふふん。アタシに負けたら、うちで当分タダ働きしてもらうよ」
小太郎
「うおお、負けられーーーん!!!」
戦で名を挙げるつもりが肉屋に就職か?小太郎の命運をかけた戦いが今、始まる!しかしそんなことはどうでもいい恭介は、さっさとその場を立ち去るのだった。
スカル
ところ変わってガル大佐の休日実は甘いものが大好きなガル大佐。休日はパイ作りにいそしみます。
「今日はパイ生地がサクサクに焼けてとってもいい出来v」
こうして安らかな一日が過ぎていきます。
沙莉羅
「まったく、いいところで邪魔しやがって」
ブツブツと赤い蓬髪をたなびかせ、巨漢の戦士が不機嫌そうにつぶやいている。わだちが続く道を実に不似合いな二人が肩を並べて歩いている。
「それについては謝罪しただろう」
そのセリフに隣の華奢な青年が答えるが、その顔に「申し訳なさ」というものは何処にも浮かんでなかった。
「久しぶりに手ごたえがありそうな相手だったんだぞ!?」
「だが、我々の旅程も狂うことになる。相手はそう、優しい相手ではなかったのはわかっていただろう?」
たしなめるわけでもなく、実に淡々とした口調である。
「お前、それすら見抜けないとでも言いたいのか」
「・・・すまない。そういうつもりで言ったわけではないのだが」
意外なほどあっさりと青年の口から謝罪がこぼれる。戦士・・・驚くべきことに他には類を見ないほどの大柄な女戦士は軽い吐息を漏らす。
「だからこそ、剣を交えたかったんだ。ああいう機会はむげにする理由はないからな。今、別段仕事も抱えてないから、骨の二三本は折れても問題ないだろうしな」
「どうして?」
「もっと強くなるために決まっているだろう。強者と刃を交えることは己の弱さを知ることでもある」
女戦士はニヤリと不敵な笑みを漏らす。
「やれやれ、また、会えればいいんだがな。次は逃がさん。誓ってな」
何気ない口調で女戦士は物騒なことを言いながら、女戦士は歩みを進める。
「会えるだろうな」
「は?」
口元に笑みを漂わせながら青年がささやいた。
「会うべき運命ならば」
「はっ!運命だって? そんな偶然に頼るなんてゴメンだね!だいたい、運命だの何だのは自分でつかむもんだ」
青年はふと、歩みを止める。その視界には自分よりたくましい背中が前を行っている。
「さすが、君なればこそ」口の中でつぶやかれたが、その言葉には言いようのない賞賛と崇敬が混じっていた。だが、当然、女戦士の耳に届くことはない。
「何をしてるんだ。おいていくぞ?」
「・・・ああ、すまない。今行く」
軽く小走りにその背を追い、肩を並べ、歩き出す。何処までも続く、その道を。









