KOMWORK
第十一章 ドリスと英雄
=====サンクの書=====
歯車が回るとき、やつらは戸惑いを笑いで隠す。
荷個茶ン大王
ドリス
「ようっ!英雄恭介、また逢ったね・・・いやっ今はディフェンディングチャンピオンと呼んだほうがいいかい?」
恭介『あんたは確か』
ドリス
「?ああっ、自己紹介がまだだったねドリスって名だよ。そんなことより、この間の続きは今大会でケリをつけようじゃないかっ」
恭介
『(また身勝手なこと・・・)・・・いや・・・今回は・・・迷ってるんだ』
ドリス
「何だって迷ってんだよ。アンタ男だろ?ついてるモンついてんだろ?それとも落としちゃってアンタのエモノといっしょでオカマちゃんにでもなったのかい?」
恭介
『な・な・なっ......そ・そんなかんたんに決められる問題じゃないんだよっ!』
ドリス
「フンッそーかい、ただね俺を入れた大半のメンバーがアンタを目標にエントリーしてることを肝に命じとくんだね」
恭介
『・・・ホント身勝手な奴。女が使う言葉かよオカマちゃんなんて・・・こっちが照れるよ』
東山
「あれっ?久しぶりー英雄ー」
能天気な声に振り返ると、そこには見覚えのある男。
「あー、影使いに火炎龍の兄ちゃんじゃん」
「シーザだって。名前くらい覚えとけよ・・・
なぁお前またコロシアム出んの?ウチらんとこコイツがでんだけどさ」
「えっと・・・ノインだっけ?ふぅん・・・いやぁ、俺も考えるとこがあってさァ・・・」
シーザがノインを指差しながらいうと、恭介は頭を掻いて空を仰ぐ。
「つーかコロシアムの前制覇者なら出ないとヤバいんじゃないの?」
「さぁて・・・お?」
「ああ、シャロン。買い物終わったかー。この間の英雄いたぞー」
「いや、久しぶりお嬢さん」
現れたシャロンにさわやかに恭介は手をあげたが次の瞬間のことだった。
「一度ならず二度までも・・・貴様、そんなに死にたいのか・・・?」
シャロンがものすごい怒りのオーラをまとい、恭介の胸倉をつかむ。
「チョイ待ちチョイ待ち。この人性格豹変してません?」
「・・・まあ、いろいろありまして・・・冗談通じない程度に豹変しましたね」
ノインがため息と共にそう言う。
「なんていうか・・・実は結構なおエライさんだからねぇ・・・」
「お前らそういうことはもっと早く言ってくれてもいいんじゃないの・・・
冗談だってシャロンさんよ」
「・・・三度目は容赦しないぞ」
「ま、じゃあなー恭介ー」
そういうと一行は去っていった。
「マジ死ぬかと思った・・・。
コロシアムかー・・・本当どーすっかなー・・・」
恭介はため息混じりに、愛用の大鎌を背負って歩き出した。









