KOMWORK
第十三章 グナーとノイン
=====サンクの書=====
異変に気付くものは渦に巻き込まれていく。
smilysunlion
「何をしているのだ!?」
声に驚いた女が振り返る。
透き通る肌、感情のない目。
そうグナーだ。
グナーはダットにより火炎龍が出現した火口を
見下ろしていた。
声をかけたのは燃えるような赤色の髪の男。
男にしてはもったいないほどの均整のとれたいでたち、
ギルド隊長のノインだ!
「悪いがさっきお前の独り言を聞いてしまった。
『あの火炎竜がいなくなったからにはアザラザを守るものはない。
この奥にきっとアザラザへ通じる道があるはず。』とな・・」
グナーはとっさに身構えた。
「お前氷の国から来たのだろう?」
「・・・」
「どうだ、コロシアムに出てみては?
今この国にはたくさんの勇者が集まっている。
力を試してみないとは思わないか!?」
「そんな暇はない!」
いうが早いか、グナーは手をかざす。
荷個茶ン大王
カッ・・・・・・!
一瞬にして辺り一面は凍りついた 。
「バカな奴め・・・邪魔をしなければ氷の墓標にならずにすんだものを・・・」
『・・・本当に残念なことだな』
「なんだとっ」
『生憎オレは炎を使えるんでな』
「だからと言って、私の魔法がこうも簡単に破られるはずが・・・っ」
『ふっ・・・ここが火山口だということを計算してないのか。
氷の力を使うおまえの魔力は抑えられても、オレの炎の力は増幅されんだっよぉっ!!』
ドォーーーンッ
「くっ・・・確かに地の利を考えずにいた私のミスだ。
ここはいったん退かせてもらうよ・・・
闘技があると言ったな、明日と言う日があったら相手になってやるよ・・・」
フゥ・・・
『去ったか・・・長引けばわからなかったな。
奴の額の魔法石、あれはほかの者の力が働いていた。
少なくとも厄介な者が2人・・・それとこの場所。
ギルドに報告して調査の必要があるな・・・やれやれだな...』









